みどりの石拾いブログ

Yahoo!ブログ終了のため、引っ越してきました。東京に住むサラリーウーマンが、試行錯誤で糸魚川周辺(新潟県・富山県)のヒスイを探した成果についてや、その他の趣味など、備忘録がてら語るブログです。

音楽劇「道」からの、海宝直人ソロコンサート12月10日

もう、一昨日の話ですが、12月10日(月)、ダブルで海宝直人くんを堪能してきました
はっきり言って今回の日記も、単なる自分の覚書なので、興味ない方は読み飛ばしてください


まずは、音楽劇「道」



これは、過日ジャニーズを退所した草剛主演の音楽劇で、たまたまticketが手に入ったので、行って来ました。

昔何度か行った、下北沢あたりのアングラ劇場でのお芝居のような感じでしたが、果たして、日生劇場のような大きな箱(劇場)でやるべきなのか、疑問でした。

というのも、私の2階席あたりでは、オペラグラスを使わないと役者の細かい演技まではまったくわからず、もしかしたら演じ込まれていたのかもしれなくても、ほとんど伝わって来なかったから。

あと、私的にはテーマがどうしても受け入れられませんでした。
暴力的な男が主人公で、古い友人を殺したり、連れ添っている女性に威圧的で暴力振るったりを、「この男も寂しいのだ」で、肯定的?に終わらせるというのは。。。


ほとんど歌がなく、役柄も遠すぎてわからなかったから、というのではないけど、このお芝居、海宝くんの無駄遣い、という印象でした。


そして、こちらが本命、渋谷のオーチャードホールでのソロコンサート。




これは、以前You Tubeにあがっていた曲を歌ってくれることを期待して、久々にチケット取りました。そして、どちらも歌ってくれました
 
ひとつは、「オペラ座の怪人」から、一番有名な曲「The Phantm of the Opera
これはヒロインのクリスティーヌとのデュエット曲なのですが、クリスティーヌのパートをバイオリンソロで演奏し、
ファントムのパートを海宝くんが歌うのですが、後半のクリスティーヌの高音域で歌うところを、なんと海宝くんが歌うのです。ソプラノ歌手でも難しい高音域なのに、男性が歌う!まあ、もちろん最後の方は音を下げていましたが、それでもすごかった
 
もうひとつは、「ジーザス・クライスト・スーパースター」から、イエスの歌う「Gethsemane」
これは、初演(なんと、私が生まれる前の年)から物議をかもしていた、イエスキリスト(=ジーザス・クライスト)の最期を、人情的に描いたミュージカルです。
エスキリストを「神の子」という超越した人物としてでなく、ひとりの人間として描く。
ジーザスが、人々の希望や欲望に疲れはて、やがてくる自らの運命の死を怖れ、理不尽さを嘆き、死によって世の中がどう変わるのかを懸念し、それでも運命のままに死を迎えるのを、「私の死にざまを見てください」、と神に宣言する歌です。
オペラ座の怪人と同じ作曲者が初期のころに作曲した難曲で、壮絶な歌なので、どちらかといえば育ちのいい上品なお坊ちゃんのように見える海宝くんがチャレンジするとは思っていなくて、これを生で聴きたかったのでした。


ジーザスはかなり海宝くんのイメージと違う役ですが、いろんな役にチャレンジする彼のことだから、近いうち、海宝くんのジーザスが観れる日がくるといいな


↓別の公演で同曲を歌った動画

"Gethsemane"  Naoto Kaiho
 
この2曲以外にも、珠玉の曲が多く、MCでも、懐かしい私の尊敬する、今は亡き歌手にして女優、志村幸美さんの話をしてくれたり、とても満ち足りたコンサートでした。